TIMEVSのステージをAIを使って運営コスト削減を図る。AIを活用したサイト運営を実践します。これまでBGMや一部の画像にはAIサービスを利用していたが、もう一歩先へ踏み込む試みです。
今回の結果としては完全にAIだけではステージ作成できませんでした。ただ、1年くらい前に簡易的に試した時よりは進歩は感じられました。特にステージコードを生成し、バラバラのブロック画像生成、そしてブロック画像を組み合わせて一つのステージとしてカタチにすることができました。ただゲームとしては物足りないのと、ステージデザインもあまり意味のある構成にはできずまだまだ課題があると感じました。引き続きAI研究はしていきたいと思います。
通常1つのステージを作成には以下の手順を行なっています。
今回はAI(chatGPT)にテーマを指示したら「2.ステージの道筋決め-ステージ数値データ作成」と「3.ブロックデザイン作成(ブロック画像)」の工程を自動的に作成するところまでを目標とします。
今回の作成前に以下情報を参照しました。
これらの情報からAIを使ってできることの現状の限界や考え方、作成方法を取り入れました。
まず最初に行ったのはchatGPT上でプロジェクトの作成とTIMEVSの概要、今回作成するステージについての情報をテキストで伝えました。
次に行ったのは既存ステージデータを使ったchatGPTの学習です。
以前AIで作成を試みた時(chatGPT GPT-4o)は既存データもほぼなくテキストのみで指示を出したため使える生成データになりませんでした。今回はステージ14まで作成したデータがありますのでこちらを学習させてみました。
学習させた後は実際に出力を行いました。まずはステージ15の「ステージ数値」から行い、その後にテーマ「夏祭り」を伝えてステージマップ、ブロック画像と順を追って生成してもらいました。
かなり時間と工程がかかったので一部を記載します。また後日詳細は記載。
「ステージ数値」は割と早くできましたが、ステージマップとブロック画像は苦戦しました。
うまく生成ができるときは、「ステージ数値」「ブロック画像」「ステージマップ」の3種を一回の生成でそれぞれ出力してくれました。学習をさせていない以前の生成ではステージ数値とブロック画像の概念が伝わっていない様子で何度試してもあまりいい結果にはなりませんでした。
まだまだ数が足りないとは感じているがステージ14分でもトーンが既存ステージに近いブロック画像が作成できるようになったと感じた。金魚やスピーカー、提灯など既存にはなかったモチーフもうまく表現できているところをかんがえると指定したテーマから関連しそうなモチーフをchatGPTが選び、採用てきたことが伺える。この流れでいければテーマを指示するだけでデザイン作成も後々いけそうに感じました。
原因は不明だが同じプロンプトでも一回の生成で「ステージ数値」「ブロック画像」「ステージマップ」が作れる時と、
1枚に複数のブロック画像が配置された画像が作成される時があり、指示調整では解決できなかった。
そのため、再起動したりしてうまくいくまで何度から同じプロンプトで生成してもらった。
うまくいった時のデータを使用してアップした。
今回は最低限のルールしか伝えていないため「0」の道と「2」のゴール以外は意味が特にない配置の数値データになってしまった。そのため意味のある見た目にはならなかった。一つ一つすべてを指示すればできるかもしれないがそれではAIを使う意味がないため、このあたりも今後の課題となりそうです。
最低限TIMEVSへデータを組み込めるように以下をchatGPTへ伝え再調整してもらいました。
今回は実験の意味合いが強かったため途中で見切りをつけました。
実際には「ステージ数値」も若干の手動調整を行いアップをしてます。
そのまま、無調整でTIMEVSに組み込むにはまだ時間がかかりそうです。
今回作成したステージ15〜17はTIMEVSにあげてます。
気になる方はぜひお試しください。
結果結論でも書きましたが、1年前にchatGPTでステージ作成を試みた時に比べて、大分おしいと感じるところまでできるようになったと感じました。(自分のAIスキルが足りていたら、すでに人が作るレベルまでいけたかもしれませんが)
もっと学習や調整を繰り返すことで精度が上がるのか?いつかはテーマを指定するだけで、楽しめるステージが自動的に出来上がるようになるか?考えただけでワクワクしますね。
今後はTIMEVS全体の運営からステージ作成、スポンサー集めまでをAIで自動化できないかを考えてます。
先は長そうですがDifyやブラウザ自動操作ツールなどを駆使すれば実現できそうな気もしてます。
TIMEVSをプレイする
実際にAI ChatGPTで作成したステージを触ってみてください。